高速エクスタシー

着替えやお土産の入った重いバッグを手に、自動ドアをくぐった。
室内は暖房がきいていて、寒さにこわばっていた体がホッと緩む。

夜行バスのターミナル。
色々な方面にバスが出ていて、ひっきりなしに乗り場にバスが入ってきている。
年の瀬だからなのか、人もとても多かった。

飲み物を買って、待合室のイスに座る。
携帯を開いてみると、彼氏の蒼太からメールが届いていた。

『もうすぐバスの…