高速エクスタシー

席に座ると、程なくしてバスが動き出した。
バスは夜通し走り続け、目的地に着くのは明日の朝。

本当はバスに乗ったらすぐに寝ようと思ってた。
でも、隣が男の人だと、やっぱりちょっと寝づらい。
この人が寝てしまってから寝よう。
そう思って、私は窓の外に目を向けた。

「あのー…」

走り出して少し経った頃だろうか。
突然、隣の男の人に話しかけられた。
左隣を見て、じっと見つめら