トランシーバーから聞こえてきたのは…彼女の…

雨が降ってきた。車の屋根を叩く雨音は不規則なリズムを刻んでいる。 俺は手に持っている機械のツマミを夢中で操作していた。エアコンを切った車内は夜になっても蒸し暑く俺は全身汗でびっしょりになり、額からは汗が滴り落ちてくる。この機械は1年くらい前大学の先輩から貰ったものだ。 最初は何の機械か判らなかった。「先輩これなんですか?」俺がそのトランシーバーみたなモノを先輩に見せると「ああ、それ電波を傍受する機械だよ」 なんでもディスカウントショップ […]