其の三  雑魚寝千ずり

 其の三  雑魚寝千ずり 
   
 雑魚寝にて淫心きざし、一本かヽんと思はヾ、床を下にねて女の寝入るを待ち、そろそろとへのこをおやかし、女の顔を見てはげしく、尤も女の衣類をけがすときは、翌朝忽ち物言ひをつけられ、思はぬ散在をなすことあるなれば、半けちを枕にあたるところにうけにをき、吐淫をうけとめるやうになすべし。
     
 (『相対会研究報告』「千摺考」より)