沿海漁村の風俗習慣「寝宿(ねやど)」

昭和二十年の初めまで、関東から以西の主に沿海部の漁村に分布する独特の風俗習慣に「寝宿(ねやど)」と言う制度がありました。
        
若い衆には「若い衆宿」、娘衆には「娘衆宿」があるのが普通でしたが、男女別のものばかりではなく、土地によって同宿のものもありました。
       
こうした慣習が、関東以西の広範囲に大正末期までは顕著に続けられ、その名残は、地方によっては村の青年団や消…