風習

 昔、人柱(人身御供)という風習があったそうです。
 時代は何時代なのかわかりませんが、ある町で聞いた話です。
 その町の中を流れる川は、今でもよく氾濫する。
 遠い昔、その年も、洪水で橋が流されてしまった。
 村人達は、とりあえず仮の橋をかけ、次の日、最初に渡った人を人柱にすることにした。
 果たして翌日。
 最初に仮橋を渡ったのは、まだ年端もいかぬ女の子だった。
 それから数年の…