理佳の妄想(その1)

 理佳は今、とある銭湯の前にいた。時間は午前9時を少し回ったところ。店が開くまであと1時間はある。と、そこへ銭湯の主人が自転車で現れた。いつも通り店の前に自転車を止め、郵便受けから郵便物と一緒にカギを取り出す。大きなガラス扉のカギを開け、中へと入っていっ…